池袋スタジオの大塚です!
今日は、スヴェンソンで働いて良かったと思わせてくれたTさんのお話しをしていきたいと思います。
Tさんとの出会い
私がTさんに出会ったのは私がスヴェンソンに入社して間もない頃でした。
スヴェンソンでは、女性のお客様の接客は女性のスタッフがすることになっています。
たまに例外は、ありますが…
Tさんは、70代後半の女性の方でした。
私は編み込みには外れない自信があり、Tさんは編み込みがやり辛い分け目の方でしたが、外れることはありませんでした。
Tさんは、今までで一番編み込みがしっかりしていて快適に過ごせると喜んでくれました。
美容室の仕事が長かったお陰で、Tさんの好きなサイドをふんわりと流し分け目を少し立ち上げるようなスタイルも得意だったので、私が仕上げをして終わると、毎回のように会計時、受付さんや営業の方に
「素敵でしょう?何処かへお出かけしたくなっちゃうわ。」
と言ってくれました。
「貴方が編み込みしてくれると1ヶ月安心して生活出来るのよ。ありがとね。」
と半年に一度とても達筆な字で書かれたお手紙もくれました。
スヴェンソンと出会ってから
Tさんは、スヴェンソンと出会ってから薄毛を気にせず生活できるようになったと言っていました。
私とTさんの相性が良かったのか、編み込みが外れることが無かったので、Tさんは、外に出掛けることに前向きになったと言ってくれて、来店する度に、コンサートに行った話や同窓会に行った話をしてくれるようになりました。
初めに出会った頃よりもとても人生を楽しんでいるような気がして私も嬉しく思っていました。
白内障の手術
ある日、来店すると白内障の手術をしたことを教えてくれました。
白内障の手術がとてもあっという間に終わったので感動したらしく、皆に早くやった方がいいと勧めたいわ。と言って、とても喜んでいました。
実は…
白内障の手術をして何ヵ月か過ぎた頃、目の見え方が良くならないのよね。
と少し沈んだ感じでおっしゃっていました。
あんなに喜んでいたTさんだったので、残念な気持ちがしました。
病院で色々調べてもらうと、実はTさんのは白内障では無く先天的な病気の様で、治す方法が無く進行していくのを見守る事しか出来ない事が分かったそうです。
「いつまで通えるか分からないけど、通えるうちは来るわね。」
と私に言いました。
「またぁ、そんな変な事言わないでくださいよ~。」
と返しましたが、数ヶ月たった時、Tさんが予約の時間になっても来ないので心配していたら、お店に電話がかかってきて、駅には着いたそうなのですが、デパートに入ったら眩しくて回りが見えなくなり迷子になってしまって、家に帰ってしまったと言う話でした。
電話してもらえれば駅に迎えに行ったのに…
と思いましたが、帰ってしまった後では何も出来ず、次に来店した時はお嫁さんが連れてきてくれました。
「やっと来られたわ。嫁も買い物が出来るから良いって喜んで連れてきてくれたの。」
と言っていました。
その後も目の病気は進行していき、Tさんは編み込みを諦め、レディース部門のサロンで被るタイプのウィッグを購入する事にしたのです。
編み込みを外す最後の日にシャンプーとカットをし終わると
「大塚さん、本当にありがとう。貴方に会えて本当に良かったわ。綺麗にしてもらって色々な所に遊びに行けたし楽しかった。もう通えないから会えないけど、これからも元気で頑張ってね!」
と言葉をかけてくれました。
Tさんに私の方が沢山喜びを頂いていたのに…
最後の時は涙が出てしまいました。
未だに思い出すと涙が溢れてしまいます。
今も頂いた手紙は大切に取ってあり、時々読み返します。
まとめ
お客様に喜んで頂けると嬉しいですよね?
私達の仕事は、美容室の仕事とは少し違いますが、お客様の人生を変えることが出来る仕事だと思います。
悩みのある人から悩みを解消してあげられたら良いですよね?
悩みを抱えている人を一人でも多く笑顔にしてあげたいと思い日々仕事をしています。
一緒に働いてみませんか?
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